PROFIBUS-DPとCANopenのリンク

モジュールCANopen-DP/2を使用すると、あらゆるPROFIBUS-DPマスターをCANopenネットワークにリンクできます。このゲートウェイはPROFIBUS-DPスレーブI/Oコンポーネントとして動作し、合計最大240バイトの入力および240バイトの出力データを処理します。周期的(DP-V0)および非周期的(DP-V1)なPROFIBUSデータ転送をサポートしています。CANopenでは、CANopenマスター、NMTマスター、および設定機能をサポートするCANopen Managerとして動作します。PDOおよびSDOの(SDOタイムアウトおよびMPDO転送を含む)データ転送をサポートします。このモジュールは、STARTフレーム、SYNCおよびHeartbeatを制御します。

用途

CANopen-DPゲートウェイを使用すると、CANopenモジュールをSIMATIC-S7などに接続できます。本モジュールによるCANopenデバイス数の制限はありません。

物理インターフェース

ISO 11898準拠のCANインターフェースにより、最大1 Mbit/sのデータ転送レートを実現しています。
PROFIBUS-DP-Slaveインターフェースは、通常の12 Mbit/sまでのあらゆるビットレートを自動認識します。PROFIBUS-DPおよびCANインターフェースは電気的に絶縁されています。

設定およびCANプロトコル

本モジュールは、PLC SIMATIC ManagerなどのPROFIBUS設定ツールを用いて設定できます。
CANopenは、CANレイヤ上のCANレイヤ7プロトコルとしてサポートされます。さらに、CAN Layer 2の機能を使用可能です。